2018.05.14
全国のこだわり食材の魅力を引き出すレシピをご紹介します。
今回は、高知県の食材をピックアップしました。
東京・神宮前にある中華料理、CHINA CIRCUSの宮川達郎さんに教わったのは「四万十ポークと細切り野菜の四万十しょうが焼き、四万十じゃがいもフライを添えて」です。
<使用した高知食材>
高知県の食材視察ツアーで視察した食材です。今回は清流として名高い、四万十川の中流域の四万十町の食材を使用しています。
高知県内で唯一、豚肉の生産から加工、販売までを手がけている、四万十町の四国デュロックファームのブランド豚、四万十ポークは、独自に配合した液状飼料を食べて育ちます。そのため、肉の旨みと脂の甘みが際立ち、やわらかな肉質になります。同じ四万十町の四万十野菜合同会社では農薬や化学肥料を使わず、自然に寄り添う野菜作りを行っています。山に囲まれているため朝夕の寒暖差があり、野菜がたくましく育ちます。まろやかな辛みが楽しめるしょうがやきめ細かくしっかりした味わいのじゃがいもなどを栽培しています。
・四万十ポーク(農事組合法人四国デュロックファーム)
・しょうが(四万十野菜合同会社)
・じゃがいも(四万十野菜合同会社)
四万十野菜合同会社の畑。
高知県の食材。今回の料理には四万十ポーク、しょうが、じゃがいもを使用。
<宮川さんのコメント>
四万十ポークも四万十野菜も、普段から使っていますが、四万十ポークは甘みがあり、香りが良く、炒めることでその美味しさが引き出せると思います。中華料理にぴったりの食材です。しょうがは清々しい香りが際立っていて、えぐみがなく、しっかりとした辛みと味わいがあるところが気に入っています。じゃがいもも豊かな風味があり、揚げた時の食感も抜群です。今回はみんなが好きな豚のしょうが焼きをイメージして、いろいろな野菜をとれるメニューを考えました。シャキシャキの野菜とカリカリに揚げたじゃがいも、ジューシーな豚肉の食感の違いを楽しんでほしいです。
豚肉を棒状に切る。
極細切りにしたじゃがいもに片栗粉をまぶして揚げる。
すりおろしたしょうがを合わせ調味料に加える。
先に炒めておいた豚肉と野菜を炒め合わせる。
四万十ポークと細切り野菜の四万十生姜焼き
四万十じゃがいもフライを添えて
材料(1皿分)
四万十ポークロース肉 100g
しょうが(すりおろす) 10g
じゃがいも 25g
モロッコいんげん 15g
玉ねぎ 15g
黄にんじん 10g
紅しぐれ大根 10g
赤パプリカ 10g
なす 15g
しめじ 15g
合わせ調味料
中華スープ 5g
しょうゆ 5g
オイスターソース 5g
中国しょうゆ 2g
塩、グラニュー糖 各1g
こしょう、ごま油、水溶き片栗粉 各少々
塩、こしょう、片栗粉、油 各適量
揚げ油 適量
作り方
1 四万十ポークロース肉は一口大の棒状に、じゃがいもは極細切りにする。じゃがいも以外の野菜は細切りにする。
2 じゃがいもに軽く片栗粉をふり、円状になるように油で揚げる。
3 肉に軽く塩、こしょうをふり、中火に熱した鍋またはフライパンで焼き、一度取り出す。
4 合わせ調味料の材料にしょうがを加えて混ぜあわせる。
5 鍋またはフライパンに油を熱し、野菜を強火で炒める。3の肉を戻して一緒に炒め、4の調味料を入れ、器に盛る。
6 2の揚げたじゃがいもをのせる。
シェフの宮川達郎さん(左)と代表の田端豊巳さん。
CHINA CIRCUS
東京都渋谷区神宮前5-8-5ジュビリープラザビル2F
TEL:03-6712-6920
営業時間:ランチ11:30~14:30L.O.
LIUMA Afternoon tea 14:30~16:00L.O.(16:30 Closed)
ディナー 18:00~21:00L.O.(日曜・祝日~20:00L.O.)
定休日:火曜日